情報処理安全確保支援士の集合教育

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勤めている会社で情報処理試験の受験を推奨していて、私も以下の資格をもっています。
・プロジェクトマネージャ
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・エンベデッドシステムスペシャリスト
・システム監査技術者
・情報処理安全確保支援士

正直なところ、実務を少しでもこなしたことがあるのはプロジェクトマネージャだけで、後は参考書読んで合格しただけなので、名前だけ・・・あまり役には立ってないです。
強いて言えば、専門的な用語使ってくるプロジェクトメンバーとの会話には、ネットワークとデータベースの知識は多少役立っているかも知れません。
情報処理試験を受けたことがない方は、自分が担当していない分野の試験は、合格したとしても「専門家との会話に役立つことがある」程度だと思ってください。
(もちろん、学習することは悪いことではないし、毎年受けていると一定期間学習する癖がつくので、そこが一番のメリットだったかも知れません。)
そんな専門家との会話に役立つことがあるレベルの資格なのですが、ちょっと毛色が違うのが「情報処理安全確保支援士」です。いちおう「士」が付いているくらいなので、この資格がないとできない仕事なんかもあるらしいです。私の仕事の範囲だとあんまり聞かないですけど。

その「情報処理安全確保支援士」ですが、情報処理試験の中で唯一、資格維持のために講習が必要となっています。
その講習というのがこんな感じで、3年周期で集合講習を受けるものとなっております。
1年目:オンライン講習
2年目:オンライン講習
3年目:オンライン講習と集合講習
ちなみに、オンライン講習が2万円、集合講習が8万円! 3年で14万円!!
20年4月時点で、20,413名の安全確保支援士が居るとのことで、人数に14万掛けると・・
20,413名×14万円=約28.6億円、これが3年間なので、1年に直しても9.5億円 すげーー
IPAが資格ビジネスってやつに乗り出した感じですね。
高すぎる。正直、最新の知識があるかどうか試すだけなら、3年に一回試験受けても良いんですけどね・・・試験代なんて5000円くらいですし。なんで講習でこんなにお金とるかな。
ちなみに、オンライン講習のボリュームは1日しっかりやれば終わる感じです。それで2万円。会社負担でなければ維持しない資格だなとしみじみ感じます。

あ、この記事の本題を忘れてました。私は今年が3年目で、オンライン講習に加えて、集合研修も受けなければならないんですが、新型コロナの影響で集合講習の申し込みが出来ません。もし、急に集合講習の日程が決まったとしても業務都合で行けないかも知れませんし。
尚、2017年10月に資格登録されていた方は、8月までに集合講習を受けなければならなかったため、暫定措置として、「レポート講習」なるオンライン講習を受講してレポートを書くことで、集合講習の代わりとなったようです。
レポート講習は2万円で、集合講習と比べて6万円も安い!
このまま集合講習なくしてレポート講習だけにしてくれればいいのに。
もうそういう時代じゃないでしょうか、情報処理推進機構(IPA)さん

もしも、情報処理安全確保支援士の取得を考えている方がいらっしゃいましたら、この記事を読んで、もう少しだけ考えてみたほうがいいかも知れません。

【2020年8月23日追記】
一度は集合講習の募集が開始されましたが、1ヶ月しないうちに募集中断・集合講習中止となりました。
集合じゃなくても良いなら、これからはずっとオンライン講習で良いのではないかな・・・

【2020年9月12日追記】
1月末までに講習を完了させて、更新申請を出さないといけないとIPAのサイトに載ってるのですが、
集合講習は再開されないし、代わりとなるオンライン講習も案内されません。
別に資格無くなってもいいかなと思ってしまう対応です。
一度レポート講習やってるのだから、ひとまず復活させれば良いのに。

【2020年11月8日追記】
集合講習に代わるリモート講習の受付が開始されました。
お値段は集合講習と変わらず8万円です。
レポート講習は2万円だったのに、なぜ今回実施するリモート講習は8万円なんだろう。
1月までには受けないと資格が失効するのですが、正直迷ってます。
正直、頑張って他の学習時間を削れば、講習を受ける時間は確保できそうだけど、そこまでせずに登録削除しようという想いが強い。

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